「 言葉の不安 」は異国暮らしにはつきもの。医療関連用語は、さらにとっつきづらいことが多いですね。「 ハンガリー暮らしの健康手帖 」では、医療関連用語をテーマに分けて掲載していきます。第 6 回は、薬の形。錠剤、座薬、舌の下で溶かす薬、嚙み砕く薬など、間違わずに服用するための用語のまとめです。
同じ商品名でもいろいろ
お薬には、商品のブランド名が同じでもいろいろあります。例えばアスピリン。主な違いは、頭痛向け、風邪向けかなど、症状に合わせた成分の配合度合から来ています。ただ、「 薬の形 」にも次のような違いがあります。
Aspirin Effect: 水なしで飲める顆粒剤
Aspirin Plus C: コップ一杯の水に溶かして飲む発砲剤 ( ハンガリーや欧州には多いタイプ )
Aspirin Complex: コップ一杯のお湯に溶かして飲む粉剤 ( 水タイプもあり )
お薬は、正しい使い方をするのが鉄則。外箱の絵で想像がつく場合も多いですが、舐める、舌の下で溶かす、嚙み砕くあたりになってくるとちょっと怪しくなってきます。そのような時、間違えないように表にしてまとめました。
表 -『 薬の形 』
飲みやすいもの、苦手なもの
個人の好みの問題になりますが、私は、大きな錠剤やカプセル剤が喉に引っかかる感じで苦手です。そのため、成分が同じならば、より飲みやすい粉剤や液剤、嚙み砕くタイプを選んでいます。
例えば、冬場に風邪予防で服用するビタミン C 。 選択肢がとても多いので、迷わず rágótabletta ( 嚙み砕くもの ) や、csepp ( 滴剤 ) を購入しています。
その他、頭痛対策には、水なしで飲める顆粒タイプを持ち歩き。
薬局でも、「 どんなタイプが良いですか ? 」と尋ねられることがありますので、上の表でご確認いただければ幸いです。