ハンガリーでハーブ選びに役立つ日本語情報

ハンガリーに移住してから、何度か風邪をひきました。
そんな私に、義母はいつもハーブを煎じてくれます。

これは、私の義母がハーブ好きというわけではないのです。
ハンガリーでは、風邪などをひいたときの民間療法として、よくハーブティーを使います。

ハンガリーのハーブティー

ハーブは、袋詰めで買うこともできます

ドラッグストア ( Drogéria:ドロゲーリア )薬局 ( Gyógyszertár : ジョージセルタール、Patika: パティカ ) 、スーパーなどでもハーブティーが販売されているのをよく見かけます。

市販されているパッケージには、ハーブの種類だけでなく、その効能や使用法も丁寧に書かれているのです。
何とご親切に、と思うのですが … ここで大問題 !!

残念ながら国内ブランドの商品は、ハンガリー語表記しかないのです … 。苦笑
ちょっと試してみたいけれど、多くの日本人にとって、何が書いてあるかわかりません。
私自身もわからなくて、毎回辞書で調べて種類を確認。

きっと同じような思いをしていらっしゃる方がいるのでは?と思い、書き溜めておいたリストを大公開します!
ハンガリーでハーブを選ぶ時に必要な情報を日本語でお届けしていますので、お買い物時にお役立てください ♪

ハンガリーでハーブ選びに役立つ日本語訳リスト

ティーバックで使いやすいハーブ

Bodzavirág ( ボドザ※ ヴィラーグ )
日本語名:エルダーフラワー
風邪の初期症状に効果があるとされるエルダーフラワー。 利尿作用や発汗作用が優れているので、デトックス効果が期待できるハーブです。
※スペルをそのまま発音するとボドザですが、ネイティブスピーカーは「ボッザ」と発音します。
Borsosmentalevél ( ボルショシュメンタレヴェール )
日本語名:ペパーミントの葉
飲みすぎ、食べすぎなどによる消化不良など、胃の不調があるときに消化を助ける効能があると言われています。乗り物酔いなどで起こる吐き気にも効果があるようです。最近、口臭が気になる…という方にもおすすめです。
Bíbor kasvirág virágos hajtás (ビーボル カシュヴィラーグ ビラーゴシュ ハイターシュ)
日本語名:ムラサキバレンギク ( 別名:エキナセア )
免疫力を高める効果があり、風邪の症状、上気道や輸尿管の感染症予防に良いとされるハーブ。傷の早期回復や肌の炎症を和らげるそうです。
Cickafarkfű ( チツカファルクフー )
日本語名:ヤロウ
古代から傷の治療や止血に使われてきたヤロウには血液浄化作用があります。食欲不振や消化不良を緩和してくれる効果があるので、飲みすぎや食べ過ぎたときにも良さそうですね。
Csalánlevél ( チャラーンレヴェール )
日本語名:ネトル
花粉症や貧血にも効果があるとして人気が高いネトル。利尿作用もあり、泌尿器官系の炎症にも効果があるとされています。腎臓機能の向上や関節炎、リューマチといった症状改善にも有効だそうです。
Csipkehús ( チプケフーシュ )
日本語名:ローズヒップ
ビタミン類を多く含み、風邪気味の時に飲むとよいとされています。特にビタミンC が豊富に含まれており、美肌・美白効果が高いようです。また、ハンガリー語では csipkebogyó ( チプケボジョー ) と表示されていることがあります。
Hársfavirág ( ハールシュファヴィラーグ )
日本語名:シナノキの花
イライラや緊張、不安などの精神的なストレスを和らげてくれる効能があります。また、血圧を下げる効果もあるそうです。
Kamillavirág ( カミラヴィラーグ )
日本語名:カモミール
胃の粘膜を修復し、消化機能を正常な状態に整える効果有り。皮膚を様々な刺激から守り、炎症を和らげてくれるため、美容にもいいとされています。
Laktoherb ( ラクトヘルブ )
日本語名:ラクトハーブ
授乳中の母親に選ばれるハーブで、国内ブランド Herbária ( ヘルバーリア ) をはじめ、各社で母子ともに飲むことができるハーブティーを販売しています。
Hangulatjavító ( ハングラトヤヴィートー)
こちらはハーブの種類ではなく「気分の向上」を意味しており、リラックス効果を得るために、いくつかのハーブをブレンドしてつくられたものになります。不眠症にお悩みの方向けのブレンドハーブティーです。

オーガニックなメディカルケアとして、ハンガリーの家庭でも良く用いられるハーブティーですが、妊娠中の方やアレルギーをお持ちの方は、ご使用前に必ず医師と相談してください。
また、たくさん飲めば良いというものでもありませんので、分量にはご注意を。

ローズヒップがハンガリーで人気になった意外な理由

画像出典:Szent-Györgyi Albert Wikipedia

ローズヒップは、美容にも効果的なビタミンが豊富に含まれています。
日本でも人気が高いハーブの一つです。

抗菌、抗ウイルス効果があるとされ、ハンガリーでは昔から風邪予防や風邪薬の一つとして使われてきたハーブです。
そんなローズヒップがさらに人気になった火付け役といえる人物がいます。

かつてバラを使ったローズウォーターの香りに注目が集まっていた頃のお話。
その頃、ノーベル生理学医学賞を受賞したハンガリー出身の Szent-Györgyi Albert ( セント・ジェルジ・アルベルト ) が、当地の特産物であるパプリカからビタミンC を発見しました。

バラ科であるローズヒップにもビタミン C を豊富に含むことがわかり、大注目されることに。

甘い香りでほどよい酸味のあるローズヒップティーは、高い美肌効果も期待され、眼精疲労にも効くと言われています。
お土産にもお手頃ですし、私自身も風邪を引きやすい冬場にいただきます。

異国の地での生活は、慣れないこと続きで心も体も乱れがち。
健康づくりにハンガリーで拘りぬかれたハーブティーを試してみるのもいいですよ ♪

ABOUTこの記事をかいた人

武田友里

2015年からブダペスト在住のアラサーです。神戸大学を卒業後、映画などのロケ地として人気になっているブダペストの大学院でメディアの世界に飛び込みました。現在は、マルチリンガルを活かして、ハンガリーを拠点に中欧・東欧諸国での取材・撮影をアレンジするコーディネーターです。