ライフスタイルの異なる 10 代 ~ 50 代のハンガリー在住経験者 40 人に、ドラッグストア、薬局グッズに限定して「 日本から持ってくるもの TOP 5 」を調査しました。その結果ランキング入りしなかったもの、ジャンルが違うけれど人気な品々をまとめてご紹介します。
※ 当アンケートでは、家電や日本食関連の食料品は対象外です。
ランキング外、でもあると嬉しい
- キズパワーパッド ( 保湿療法を用いた絆創膏 )
- たくさん干せるピンチハンガー & 洗濯ネット
- 日本製の爪切り
- T 字型粘着ローラー ( 愛称 コロコロ )
- 流せるトイレクリーナー
- ベビー用の綿棒
- 洗剤詰め替え用ボトル
当地にも洗濯バサミが複数個ついたハンガーは売られていますが、干せる数が少ない、洗濯バサミが弱いとのこと。お子さんがいると洗濯回数も多くなり、大きめのピンチハンガーがあると重宝するのだとか。
洗濯ネットは、ハンガリーにあるドラッグストアでもみかけるようになりましたが、サイズが 2 種類ほどで網目が荒め。そのため、日本で買ってくるというご意見も。
爪切りも同様に、当地で買えます。この回答をした方々によると、切れ味の良さや大きさなどの観点から日本製のものが使いやすいとのこと。
T 字型の粘着ローラーも人気。当地でも、コロコロは売っています。ただ、形は I 字型で小さめ、粘着力も弱めです。 T 字型は転がしやすいので、持ってきておくと便利だそう。
ハンガリーにもトイレクリーナー自体はあるのですが、ウェットシートごとトイレに流せるものはまだごくわずかです。小さなお子さんがいるお宅では、粗相した時にさっと拭いて片付けられるので助かるそう。
こちらの綿棒については、「 綿の巻きが緩く、繊維芽残るし、太すぎるし、すぐに折れる ( 曲がる ) ので使いにくい 」とのレビューあり。赤ちゃんがいるご家庭では、日本のベビー用綿棒が活躍するらしいです。
ドラッグストア関連リストの最後は、洗剤用詰め替えボトル。ちょっとした配慮が有難いそう。
ハンガリーの洗濯洗剤は、赤枠で囲んだ写真のような口が一般的。メーカーによって注ぎやすいものもあれば、ただの入れ物のようなものもあります。
日本から持ってきたものは、注ぎ口が細く、垂れても中に戻るようになっており、かつ蓋にはメモリ付きだそうです。
入れ物でいうと、ポンプ式のシャンプーボトルは、当地にはなぜかありません。こちらのボトルだと「 あぁ~出しすぎた💦 」なんてことがしばしば。
これらのアイテムは、前回のランキング TOP 5 には入らなかったものの、在住者の皆さんが教えてくださった品々です。
番外編 ( 日用品 )
ドラッグストアや薬局グッズ以外に、これからハンガリーへ移住する方に伝えたいと、皆さんからたくさんのアドバイスをいただきました。
その方々からのアドバイスを「 日用品 」と「 キッチン用品 」に分けてご紹介します。まずは日用品から。
- 文房具類 ( ノート、ポスカ、ボールペン、消しゴム、両面テープ、ガムテープ )
- 多機能ハンガー
- 下着類 ( ヒートテックを含むアンダーウェア、ストッキング )
- 衣類用の圧縮袋
かなり多くの方から「 文房具は日本のものが良い 」とコメントが寄せられました。
「 ノートは、日本メーカーは質やサイズ、デザイン、コスパも良い。ハンガリーのものは、ちゃんとしているものだと大きくて重いし、高い 」 とのご指摘。
当地の文具は全般的に意外とお値段がするとのこと。特に、筆記用具を日常的に使う学生さん、または留学経験者や先生方はこのように感じているようです。
ハンガーを挙げたのは、主に女性たち。全てを日本からというわけではなく、一張羅のための数本のようです。
その理由は、「 肩のサイズが合わず、服が型崩れして悲しい思いをしたから 」「 日本のものは多機能で、いろんなパターンで服の紐をかけたり挟んだりできるから 」など。
男女ともに下着類と答えた方々も。サイズが合わないなどの他、多機能でリーズナブルな値段は日本ブランドとのことでした。( ユニクロはヨーロッパ各地で店舗を構えていますが、ハンガリーにはまだありません )
また、女性用のストッキングは日本から持ってきて重宝しているよう。全般的に欧州で販売されているものは、大きめで網目が粗め。
その他、旅慣れた方々は丈夫な衣類用の圧縮袋をおすすめしています。手で荷物をコンパクトに圧縮できるので、日本への一時帰国や隣国への旅などでも役立ちますね。
番外編 ( キッチン用品 )
ここでは、読者さんから寄せられた「 持ってきておくと助かる台所用品 」をリストアップします。
- 和包丁
- 砥石
- 菜箸
- 米粒がくっつきにくいしゃもじ
- キッチンシンク用の簡易三角コーナー
- 油処理グッズ
和包丁は、欧州でも人気になってきているのですが、どこでも売っているわけではありません。なので、こだわりのある方は、愛用の 1 本を持ってきておくのがベター。
研ぎ石についても、和包丁と合わせて持ってこられている様子。こちらにも包丁を研ぐもの ( Késélező : ケーシュエーレズー ) はあります。ただ、石ではなく、器具。使うと甲高い音がしたりするので、私は苦手です。
最近ではアジア系のお店が増えているので、菜箸は当地でも買えるようになりました。でも、多くの方が ( 私も含め ) 日本から持ってきているようですね。
しゃもじに関しても、実はここでも買えます。ただし、ポイントは ❝ 米粒がくっつきにくいかどうか ❞。なかなかいいものを見つけられず、結局日本からという方もいるようです。( 私の場合は、日本製炊飯器を買ったら付いてきました )
台所のシンクに付ける簡易の生ゴミ袋ホルダーもあると便利とのこと。
そして最後は、揚げ物料理の片づけに便利な油処理グッズ。
脂をよく使うハンガリーなら似たような製品がありそうと思っていたのですが、実はこういったものは普及していません。このアイテムがあれば、料理油を普通ゴミで捨てられるのでとても楽 ♪
では、ハンガリー人たちは使った油をどこでどうやって処理しているのでしょう ?? これについては、後日、改めて取り上げる予定です。