移民局でのビザ手続きが変わる

新型コロナウィルス感染拡大を受け、ハンガリー公的機関は各種証明書申請への対応方法を変更しています。在留外国人の不安要素でもある「 滞在許可申請や更新 」手続きも例外ではありません。

窓口での受付制限やオンライン予約手続などの新着情報多数。今後の動きにも影響が出る可能性がありますので、在留邦人の皆さまご注意ください。( 更新手続きの体験談を、6月18日に追加しました。)

窓口受付は事前オンライン予約が不可欠

コロナ感染防止のため、入国管理当局 ( 通称 移民局* ) は、館内に入れる人数を制限し、申請者は 2 m ほどの間隔をあけ、屋外に並ばせる対応をとっていました。

正式名称は Országos Idegenrendészeti Főigazgatóság、英語は National Directorate-General for Aliens Policing

しかし、感染が拡大していく状況を鑑み、 3 月 23 日 ( 月 ) からは、原則として事前にオンラインで予約した人のみ受け付けると発表。新たな対応方法は、下記の通りです。

窓口での受付は、緊急を要する場合、やむを得ない場合のみ

◎ 予約前にはまず登録してアカウントを作成 ( ここをクリック )
( Sign In に必要となる初期設定でのパスワードが E メールで送られてきます )

EnterHungary の新しい予約フォームで予約を取っている方のみ、窓口で対応可 ( ここをクリック )
( 旧システムで予約を取られている方は無効となりますので、新たに予約を取る必要があります !! )

◎ 個人の申請  ( 雇用主や派遣会社など法定代理人を通しての申請以外 ) については、こちらから。

◎ 新システムの英語版利用マニュアルは、こちらから。

まだオンライン申請を開始したばかりで経験者がいないため、その詳細はわかりません。しかしながら、今回の成果次第で、今後の手続き手順が大きく変わるかもしれません。

ハンガリーでの滞在に関わる重要なトピックですので、引き続き、要注目です。

変更事項:オンライン申請対象者

下記に該当する場合は、基本的にオンラインで対応可となっています。( 2020 年 3 月 23 日時点での情報 )

  • Tartózkodási engedélyek ( 16 féle cél ) kiadása és hosszabbítása
    滞在許可の発行と更新
    ※ 滞在許可 ( Residence Permit ) には、就労ビザ、学生ビザなど、目的別に16 種類あります。それぞれについては、移民局公式ページ FORMS 上の Category ≪ Residence in Hungary ≫ 内にある ≪ Type of case ≫ で確認できます。
  • EGT ( Európai Gazdasági Térség ) állampolgár regisztrációs igazolás / ここをクリック
    EEA ( European Economic Area ) 市民登録証明書
  • EGT állampolgár harmadik országbeli családtagjának tartózkodási kártya és állandó tartózkodási kártya / ここをクリック
    EEA 市民第三国国民家族への滞在カードと定住カード
  • Ideiglenes letelepedési engedély ( csak első beadás! ) / ここをクリック
    暫定永住許可 ( 最初の書類提出のみ! )
  • Ideiglenes tartózkodási engedély ( ❝Working Holiday❞ )  / ここをクリック
    一時滞在許可 ( ワーキングホリデー )
  • Hallgatói mobilitás / ここをクリック
    聴講生の移動 ( に伴う許可 )
  • Foglalkoztatás megkezdése és megszűnése
    雇用の開始と終了
  • Foglalkoztatást nem megkezdő bejelentés
    雇用開始前の申請
  • Szálláshely megváltozása
    滞在先の変更
  • Kutatói rövidtávú mobilitás  / ここをクリック
    研究者の短期的な移動 ( に伴う許可 )
  • Magyarországon született harmadik országbeli állampolgárságú gyermek születése / ここをクリック
    ハンガリーで生まれた第三国国民の子どもの出生
EK letelepedési engedély ( EC Permanent Residence Permit / 欧州共同体永住許可:ハンガリー国内で最低 5 年居住、また包括的な医療保険に加入していることなどの条件を満たせば申請できるもの ) は、非常事態 ( 新型コロナウィル感染で制限措置がある期間 ) の場合は、オンラインでは受け付けていないようです。

⇒ 非常事態宣言解除後は、オンライン申請を開始しているそうです。( 2020 年 7 月 12 日追記 )

出所 : VÁLTOZÁS announced by Országos Idegenrendészeti Főigazgatóság

更新手続きを控えている方

2020 年 3 月 20 日 ( 金 ) 午後時点で、電話にて確認したところ、「 滞在許可有効期限日の 1 ヶ月前から更新手続きができます 」とのこと。

有効期限が切れたのちに手続きをすると、更新ではなく新規の扱いになります。

« 追記 : 2020 年 3 月 30 日 在ハンガリー日本国大使館メールより引用 »

新型コロナウイルス関連情報 ( 短期渡航者の滞在期間延長手続き )
ハンガリーの現在の非常態宣言に伴う影響を受け、短期渡航者が定められた滞在期間内に、ハンガリーを含むシェンゲン領域から出国することができない場合は、移民局のウェブサイトで事前に予約した上で、滞在期間の延長手続きができることになりました。

移民局ウェブサイト ( 滞在期間の延長手続きが必要な短期渡航者を対象 ) :事前予約はこちらから

大使館作成の予約の手引き ( 日本語解説 ) はこちらから

在ハンガリー日本国大使館新型コロナウイルス関連情報サイトはここをクリック

ハンガリー・コロナ情報 1 ( 制限措置 )

2020.03.17

ハンガリー・コロナ情報 4 ( 外出制限令 )

2020.03.27

現在、すぐにでも更新が必要な方は、ご自身が該当する情報を確認していただき、オンラインで申請できるのか窓口の予約が必要かをご判断ください。

申請してから取得まで、通常は 70 日ほどかかります。お手元の滞在許可証の有効期限をチェックし、期間に余裕をもってお手続きされますように。

« 追記 : 2020 年 4 月 23 日 在ハンガリー日本国大使館メールより引用 »

滞在許可証の有効期限の自動延長

ハンガリー移民局によれば、4 月 6 日 24 時まで有効であった或いは同日に失効した ( 即ち、有効期限が 4 月 6 日以降の日付の ) 滞在許可証 ( 永住許可証を含む ) については、その有効期限が非常事態宣言が解除された後、45 日間まで自動的に延長されます。

また、上記の自動延長 45 日を超えてハンガリーに滞在される方については、非常事態宣言解除後 15 日以内に更新手続きを行う必要があります。

繰り返しとなりますが、該当者 ( 自動延長期間を超えてハンガリーに滞在する方 ) は、非常事態宣言が解除されましたら、更新手続きをするために、速やかに ( 15 日以内に ) 申請を行うようにしてください ‼

« 追記  » 非常事態宣言は、6 月 18 日 に終了。延長手続きにご注意を !! 

移民局ホームページにある詳細情報は、ここをクリック

読者体験談 ( ハンガリー国内で申請 )

読者 M さん
学生ビザの有効期限が切れてしまうため、「更新」でオンライン申請をしました。オンライン上では、今まで移民局で手渡ししていた書類の一部が提出できなかったので ( それらをアップロードする欄がありませんでした ) 、おかしいなと思いながらも画面に従い、申請完了。

そこからしばらくして ( 約 2 週間ほど  ) 、移民局からメール ( Tájékoztató Hiányzó Iratokról / 不足書類に関するお知らせ ) が来ました。

そこには、「このメールを受け取ってから 15 日以内に、Szegedi út のオフィスに不足書類を持ってくるように。その際は、必ずオンラインで予約をし、パスポート、ID 用写真、書類原本を持ってくること。もしできない場合は、16 日目にデジタル申請を取り消し、手続きは無効とする」と書かれていました。

慌てて予約を取り ( 15 日間の予約はほぼフル状態 ) 、無事に不足書類を提出し、生体認証の手続きができました。

オンライン申請だからといっても、一度は、本人が移民局へ行く必要があるようです。

ビザは指定の住所へ郵送されるそうなので、今は届くのを待っています。( 2020 年 6 月 18 日追記 )

最重要 : 日本からハンガリーへ渡航する方

≪ 追記 : 2020 年 6 月 5 日 在ハンガリー日本国大使館メールより引用 ≫

滞在許可証の有効期限が4月6日以降の日付の場合、非常事態宣言中はその有効期限が失効しても自動延長される措置が取られていますが、国家警察によれば、ハンガリー国外にいる人については、この自動延長措置が取られないとのことです。したがって、ハンガリーへ再入国が必要な場合は、国家警察 HP でオンライン申請などして、事前に再入国のための特別許可を得る必要があります。

現在一時帰国中の方でその有効期限が失効した場合は、自動延長されない点に留意ください。この場合、ハンガリーへ再入国する前に、次のいずれかの手続きを行う必要があります。

  • 再入国のための特別許可を国家警察 HP でオンライン申請
    ( 国家警察オンライン申請:https://ugyintezes.police.hu/en/uj-ugy-inditasa/ )
  • 在京ハンガリー大使館に査証申請
    ( 現在、在京ハンガリー大使館は査証申請受付を停止していますが、同大使館 HP によれば,6 月 15 日より一部再開 (長期滞在査証のみ ) するとのことです。)

なお、ハンガリーは、引き続き入国制限措置を取っていますのでご留意ください。( 詳細は当館 HP「 4 ハンガリー政府による出入国制限 」参照 )

 

読者体験談 ( 日本での準備 )

よーさん

僕は、この夏でちょうど学生ビザの有効期限がきれてしまいます。そのため、更新のためにオンライン申請をするつもりでした。

オンライン申請はかなりわかりづらいことも多く、なかなか進まず。そんな時、「オンラインで申請できても、最終的にはハンガリー国内にある移民局へ自分で行かないといけない」と友達から聞きました。

実は 3 月終わりに退避帰国していて、この夏にハンガリーへ戻るつもりでした。どうやったらハンガリーに戻れるのか、在日本ハンガリー大使館に問い合せしてみることに。

そこでわかったのは、現在持っている滞在許可証が失効してしまう場合は、東京にあるハンガリー大使館で長期滞在用の査証 ( D タイプビザ ) を申請し、その交付を受ける必要があるということ。あとは、在学証明書を携帯しておくことです。

現在、D ビザを準備中です。( 2020 年 6 月 18 日追記 )

※ 大学生の場合は、大学からの在学許可書があれば、外国人の入国制限措置の特例としてハンガリーに再入国することはできます。ただし、その場合でも有効な滞在許可証を有していることが条件。有効な滞在許可証がないと、航空会社のチェックインカウンターや経由地での入国審査の際にトラブルになることが想定されるため、ビザなしでハンガリーに入国することはお勧めできません。

上記のオンラインビザ申請に関する内容に不明な点がある場合は、

コールセンター :  +36 1 463 9292  ( 月~木 8:00-16.00 / 金  8:00-13:30 ) 

に問い合わせてください。( 英語可 )

その他の連絡先については、こちらのリンクからご覧ください。

ABOUTこの記事をかいた人

武田友里

日本ハンガリーメディアート在籍の撮影コーディネーター ( Production Coordinator ) です。神戸大学を卒業後、映画などのロケ地として人気になっているブダペストの大学院でメディアの世界に飛び込みました。現在は、マルチリンガルを活かして、ハンガリーを拠点に中欧・東欧諸国での取材・撮影で走り回っています。