第 2 弾は、お肉やパン、ジャガイモを多く消費する国で持っておきたい道具などの登場。これらを使いこなせば、効率よく調理ができて美味しくなること間違いなしです!
もくじ
地味だけど大活躍
お肉中心だからこそ
ハンガリーのスーパーではお肉は塊で買うのが一般的。スライスになっていても分厚過ぎることが多いです。

片面はギザギザ、反対側は平になっています。Photo by Ako
そんな時の味方が Klopfoló / クロプフォロー ( 肉たたき、ミートハンマー )。
そもそもの目的は薄切りにするというよりは、肉の繊維をほぐして柔らかくすること。下味もつけやすくなり、また、火が均等に通って、一層美味しくなります。
いろいろタイプがある中、おススメはハンマータイプ。ギザギザ面は豚肉や牛肉を、平らな面はやわらかい鶏肉に向いています。ある程度重みがあるものの方が扱いやすいです。
焼き物・揚げ物に重宝
調理はなんでも菜箸派だった管理人が、ハンガリーに来てから便利でよく使っているのが肉フォーク、キッチントングです。特に、重かったり分厚かったりするお肉を掴むにはうってつけ。

Húsvilla / フーシュヴィッラ ( 肉フォーク、ミートフォーク )
Húsvilla はこんな風に使うとお肉を逃しません▼


トンカツを揚げている最中につかむのに最適です。
Konyhai fogó / コニュハイ・フォゴー ( キッチントング ) にはいろいろな種類、長さがありますので、よくお料理するものに合わせて選んでください。
ハンガリー料理には欠かせません
手にニオイがつきにくい
ハンガリー料理の特徴はなに?と尋ねられて、「 パプリカ粉を使った煮込み料理 」と答えることが多いかもしれません。でも縁の下の力持ちは、大量の玉ねぎとニンニクなのです。

そのニンニクのみじん切りを素早く、そして手に匂いをつけずに行えるのが Fokhagymaprés / フォクハジュマプレーシュ ( ガーリックプレス、にんにくつぶし・しぼり ) 。
管理人は日本でも使っていましたが、ハンガリーでの普及度は日本の比ではありません。
ただし、これを使うとみじん切りよりも細かくなりすぎ。 ( 日本のラーメン屋にあるような、おろしたくらいの感じに近いです。 ) そのため、自分でみじん切りした方がいいと言う方ももちろんいます。
さらに、ガーリックプレスにニンニクの外側の薄い皮がへばりつくため、お掃除が面倒という声も時々聞きます。
パンを潰さないで切るには

ギザギザが決め手。Photo by Ako
Kenyérvágó kés / ケニェールヴァーゴー・ケーシュ ( パン切り包丁 ) も、ハンガリーでは重宝するものの一つです。
トースト用やサンドイッチ用のパンもありますが、たいてい 500 グラム、1 キロと『 塊 』で売っているため。
塊に普通の包丁を入れると、ぺしゃんとなって真っすぐに切るのは至難の業。それだけでなく、断面がボロボロになってしまい、見た目も美味しさも半減してしまいます。
パン切ナイフもこだわりだすとキリはないですが、まずは1本確保することをお勧めします。
マッシュポテトはこれで

ハンガリーの家庭でだいたいあるのが、Krumplinyomó / クルンプリニョモー ( マッシャー ) です。
日本の家庭がお米を切らさないように、ハンガリーの家庭はジャガイモは切らしません。種類も豊富で、調理方法もいろいろ。中でもマッシュポテト ( Krumplipüré ) は子どもからおじいちゃんおばあちゃんまでお気に入りの品です。
マッシャーもいろいろ種類がありますが、持ちやすく、適度な重さがある方が使いやすいと思います。
ゆで卵を潰して tojáskrém / トヤーシュクレームを作るのにもいいです。

読者の方々も、日本ではまったく使っていなかった / ほとんど使っていなかったけれど、ハンガリーで使い重宝しているという調理器具がありましたら、管理人までご連絡ください! お待ちしております。
