生理用品は日本から持参すべき?

海外滞在で、女性にとって悩ましいのが生理用品。日本から持っていくか、それとも現地で買うか。今回は、ハンガリーで販売されているもので事足りそうなもの、ハンガリーにもあるけれどちょっと違うもの、ハンガリーにはないもの、の 3 つの視点から当地の製品についてまとめました。

ナプキンは

ハンガリーで買えるナプキンの例。奥の Carefree はおりものシート。 Photo by Ako

まずナプキンから。結論から申しますと、ハンガリーで入手できるもので十分と思います。当地で販売されているものには「 国産 」はなく、世界の大手会社の商品。ヨーロッパ、その他で何億という女性が使っているものと同じです ^^

もちろん、日本が「 生理用品大国 」であるのは間違いありません。肌触り、薄さ、軽さ、吸収率など、どの観点からしても他国の追随を許さないでしょう。

でも、外国製品が全体的にレベルアップしているのも事実。細部にこだわりがある、というほどでなければ、現地でも使えるものが見つかるでしょう。ハンガリーでは以下のブランドが一般的です。

ハンガリーで買えるナプキン
Always ( 日本でもお馴染み P & G 製。P & G は日本では「ウィスパー」ブランドを展開 )
Naturella ( P & G 製 )
Libresse ( スウェーデン Libresse 製 )
Helen Harper ( ベルギー Ontex のブランドで、中東欧、ロシア、アフリカ中心に販売 )
bella ( ポーランド TZMO のブランドで、もともと中東欧に多く輸出。最近は西欧、インドなどにも )

いずれも日中、夜、多い日用、薄型などのタイプがある他、サイドの羽つき / 羽なしもあります。パッケージに絵で書かれているので、すぐに判別可能。その他、カモミールなどの香りつきもあります。

価格はタイプ、枚数にもよりますが、 1 パック 400 ~ 800 Ft ( 160 円 ~ 320 円 ) が中心。 1 枚あたりでは 30 ~ 55 Ft ( 12 ~ 22 円 ) 。

Ft  =  ハンガリーフォリント 100 Ft  = 約 40 円 ( 2018 年 6 月中旬 )

袋や箱にそのまま…というのもアリ

開けるとそのままごそっと出てきます。外出で携帯する時はどうするの ? と謎。 Photo by Ako

唯一、「 及第点を超えているか微妙 」と個人的に思うのは、bella 。個別包装はなく、ナプキン自体もお座布団的な厚み。

でもその分、 bella のお値段は、1 枚あたり 15 ~ 17 Ft ( 6 – 7 円 ) と他社の半分以下 !  画像の 10 枚入りパックは、170 Ft ( 68 円 ) でした !!

「 一つ一つ袋に入っていない 」という点では、おりものシート ( パンティライナー ) もほとんどがそうです。こちらもサイズ、香りつき、 T バックショーツ用等いろいろありますが、たいてい箱にそのまま入っています。

タンポンは

お店では、アプリケーターなしのタンポンの方が多いくらい。そのため箱もとても小さい。 Photo by Ako

タンポンは直に体内に入るだけに、知らないものを買うのは躊躇されるかもしれません。

外国製品は、ひと頃のようにアプリケーター付きがほとんどない、あってもまるで厚紙…ということはないです。それでも、ヨーロッパのお店の棚では、今でもアプリケーター「 なし 」と「 あり 」の両方が普通に置かれています。

私自身は、タンポンだけは一時帰国した際に、日本製品持参というパターン。外国製品を試したこともありますが、物理的にうまくいかず心は完全クローズドに。

というわけで、外国勢の動向にはもう 10 年以上も注目していませんでしたが、今回、記事を書くにあたり実際に買ってみました!

選んだのは、大手の 1 つ Tampax のアプリケーター付き ( 内筒があり下に伸びるタイプ ) の「 レギュラー 」。比較してみた日本商品は、ユニ・チャーム「 普通の日用 」です。

上の黄色がハンガリーで購入、下が日本で。よく見ると、細部は結構異なります。 Photo by Ako

まずアプリケーターから。長さ比較のために、Tampax の方の内筒を伸ばしてみたら、そのままスポンと抜けてしまいました ( 笑 ) 。ストッパーの部分がとても弱いです。

日本のものには中ほどにギザギザ部があり、そこを親指と中指でしっかり持ち体内に誘導。内筒を押し出す形になっています。一方、Tampax にはギザギザはないため、滑りやすいです。

素材も、スムーズさではどうしても日本製の方が上。吸収体 ( タンポン ) が出てくる先端部分は両方とも丸みを帯びて痛くならないようできていますが、日本のものは 6 つに分かれ、外国製品は 4 つ。より体に負担が少ないのは前者のようです。

タンポンを実際に取り出してみた場合、長さはほとんど同じ。意外にも Tampax の方がやや細身でした。ひも部分については、ユニ・チャームの方が頑丈にできています。

経血吸収量は、Tampax の箱の表示だと 6 ~ 9 グラム。ユニ・チャームには箱にも中の使用説明書にも吸収量の目安は記載されていませんでした。

総合すると、やはり日本製品の方が優れているようです。以前、急に生理になってしまったハンガリー人の同僚に日本製を渡したところ、ものすごく感動 & 感謝されたのを思い出します^^

ただ、タンポンについても、個人の許容範囲の大きさ次第。そのため、評価は △ にしました。

価格は、アプリケーターなしが 1 本 45 ~ 55 Ft 。アプリケーター付きは 65 ~ 75 Ft と少しお高め。タンポンも ” ハンガリー製 ” はなく、Tampax ( P & G ) 、Helen Harper ( ベルギー Ontex )、o.b. ( 元は Johnson  &  Johnson 、今は米 Edgewell Personal Care ) が主流です。

生理用ショーツは

ハンガリーにはどうやら、生理日に特化したショーツはないようです。ましてや、羽つきナプキン対応型ショーツはいわんやをや !   今回、周囲の友人にも聞いてみました。また管理人パートナー友里さんもブダペスト市内で探し回りましたが、ない、ない、どこにもない!!

そこで友里さんが下着屋の店員さんに聞いてみたところ、「 へぇ!  日本にはそんなのがあるの !  」という反応 ( 笑 )  もし、ハンガリーで見かけた方がいらっしゃればご連絡ください。

ということで、生理用ショーツは、ハンガリーでは ✖ 。使用されている方は、日本から持ってこられた方が良いですよ。

ワンポイント ハンガリー語

・生理 menstruáció、 menzesz、 havi vérzés ( メンシュトゥルアーツィオー、メンゼシュ、ハヴィ・ヴェールゼーシュ )
・生理が来ました。 Megjött a menstruáció. ( メグユットゥ ア メンシュトゥルアーツィオー )
・来ちゃった。 Megjött. ( メグユットゥ )
※日本と同じで、ストレートに言うのを避ける表現がいろいろあります。
・生理用ナプキン menstruáció betét、Intim betét ( メンシュトゥルアーツィオー・ベテートゥ、インティム・ベテートゥ)
・おりものシート tisztasági betét ( ティスタシャーギ・ベテートゥ )
・タンポン tampon ( タンポン )
・月経周期 menstruációs ciklus ( メンシュトゥルアーツィオーシュ・ツィクルシュ )
・月経不順 menstruációs zavar ( メンシュトゥルアーツィオー・ザヴァル )
※ 周期、経血量の異常のどちらにも使います。
・生理痛 menstruációs fájdalom ( メンシュトゥルアーツィオーシュ・ファーィダロム )

ABOUTこの記事をかいた人

鷲尾亜子

1997年よりハンガリー在住。日本とハンガリーでの新聞記者の経験を活かし、現在、Twitter では「 ハンガリーのニュース 」、また政治経済ニュースレター「 ハンガリー経済情報 」( 有料 ) を配信中。