家庭で最も身近な食材、といっても過言ではない『 玉ねぎ 』。様々な料理で、味の引き立て役として重宝する野菜でもあります。世界中で食される玉ねぎですが、その種類も様々。知らないと使いづらいですが、それはもったいない! ぜひご当地の味を試していただきたいです。そこで今回は、ハンガリーでみかける玉ねぎの仲間を写真と食べ方付きでご紹介していきます。
ハンガリーの市場で見かける玉ねぎたち
玉ねぎは、日本と同様にハンガリーでも年間を通して手に入るお野菜です。もっとも頻繁に使われるタイプは vöröshagyma ( ヴルシュハジュマ ) 。でも、ここでご注意を!
vörös ( ヴルシュ ) ⇒ 紅色
hagyma ( ハジュマ ) ⇒ ネギ属
という意味ですが、赤玉ねぎ ( 紫玉ねぎ ) ではありません。黄玉ねぎのことなのです! 柴犬みたいな色ですが、ハンガリーネギ界では、” vörös “と言うのです。一方、紫玉ねぎは 、Lilahagyma ( リラハジュマ ) 。ハンガリー語の勉強を始めたころ、よく頭の中がこんがらがっていたものです。
名前もややこしいですが、その他にも、ハンガリーの市場では日本ではあまり目にしないハジュマたちが並んでいます。そこで、当地で見かけるハジュマを集めてみました。
ハジュマ家族の早見表
いったいどんな味?地元の人たちはどうやって食べるの?
実は、ハンガリーでは玉ねぎを食すだけでなく、怪我の治療でも大活躍なのです。民間療法として、応急手当てにも用いる玉ねぎ。一体、どのようにして使うの? 本当に効くの?など、その真相を調査してみました。次回は、玉ねぎを使った家庭の知恵袋をお届けしますので、お楽しみに ♪