ハンガリーでの入院準備グッズ、全リスト付き

急な体調不良や事故。ハンガリーでもしも自分が、大切な人が入院することになってしまったら ? 不安や心配も多く、慌ててしまうかもしれません。

そんな時に落ち着いて準備できるように、必要な持ち物や、日本とは異なる点をまとめました。

1 少なくとも 1 週間分の入院グッズを用意
2 入院に備えて準備しておきたい物
3 ペットやお子さんがいらっしゃる方

少なくとも 1 週間分の入院グッズを用意

「面会謝絶」と書いてあります。 Photo by Yuri

新型コロナウィルス感染拡大を受け、現在 ( 2020 年 11 月末時点 )、各病院では見舞いや面会を禁止にしています。家族や友人に荷物を運んでもらう場合は、患者は病棟の外まで出なければならないようです。

必要なものを頻繁に持ってきてもらえないため、入院グッズは少なくとも 1 週間分は用意しておくべきと言われています。またパンデミックに関係なく、出産を控えている方は、産気づいた時に備えて入院グッズ一式を揃えておくことも必要です。

日本とは勝手が違うこともあり、特にこれからご紹介する持ち物リストの赤文字アイテムはハンガリーに暮らす外国人が見落としがちなもの。万が一に備えて、緊急時に何が必要かを確認していきましょう。

入院に備えて準備しておきたい物

最低限必要なもの

お金
多額の現金は持たないように。自販機を使う用に小銭も必要です。高価なアクセサリー類は付けていかないようにしてください。
パスポートもしくは身分証明証 ( Személyazonosító igazolvány )
滞在許可証 ( いわゆるビザ )
健康保険証
公的医療機関の場合、 TAJ kártya を持っている方は要提示。
住所カード
Lakcímkártya もしくは Accommodation Reporting Form ( 白い紙 )
携帯電話やスマートフォン
携帯電話やスマートフォンの充電器

※ 緊急連絡先を予め決めておきましょう。入院時、メモ用紙に緊急連絡先となる方の氏名、その方との関係性、電話番号とメールアドレスを書いておくと尚スムーズです。

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≪ 該当する方は ≫

病気の主な既往歴 ( 紙に英語またはハンガリー語で書いておくのがおすすめです )、また今までに当地で医療サービスを受けたことがある場合は、その医療記録 ( 診断書等 )
服用中の薬があれば、そのリスト ( 薬名の他に、服用頻度や 1 回あたりの錠数も )
妊娠中の方は、母子健康手帳 ( 日本語不可 ) や Védőnő ( 保健婦 ) からもらう Várandósgondozási könyv

※ アレルギーがある方は、必ず入院時には伝えてください。口頭でのコミュニケーションが難しい場合に備えて、紙に書いておくのも手です。

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衛生グッズ

トイレットペーパー
ハンガリーの公立病院では基本的に備え付けはなく、自分で持ってお手洗いへ行きます。入院だけでなく、受診の際にも必要です ‼
ボックスティッシュ
マスク数枚
アルコール手指消毒剤
ハンドソープ、石鹸
除菌シート
ウエットティッシュ ( 子ども用お尻ふきでも代用可能 )
シャワーを浴びられない時に身体の汚れをサッと拭けるので便利。
生理用ナプキン
タンポンは入院時はお勧めではありません。お子さんの場合は紙オムツ。
スポンジと食器洗い洗剤

洗面・入浴グッズ

歯ブラシ、歯磨き粉
必要であればマウスウォッシュも。
プラスチック等の割れにくいコップ
シャンプー、ボディーソープ
基本的には共同のシャワールームで、備え付けのアメニティはありません。
ボディタオル
基礎化粧品
洗顔料やスキンケアケア用品。リップクリーム、ハンドクリーム、目薬などは必要に応じて持参してください。
化粧落としシート
化粧をしていなくても、顔をすぐに洗えない時などにも役立ちます。
くし、ヘアブラシ
ヘアゴムなど
髪の長い方はヘアゴム等、髪をまとめるものがあると良いです。
手鏡
病室に鏡はたいていありますが、共同部屋の場合は１ヶ所のみということも。
タオル
入院日数によりますが、少なくとも 2 ~ 3 枚。
ドライヤー
借りられる場合もありますが、持参しておくのが無難です。
カミソリ
髭剃りが必要な場合は、シェービングフォームもお忘れなく。

※ 持ち物には名前を書いておく方が良いです。管理人の義祖母が入院していた際、私物のコップやスプーンが無くなることがありました。盗まれたのか、間違って別の患者さんが持っていってしまったのかは定かではありませんが、アルファベットで名前を書いておきましょう。また、高価なものは持っていかないようにしてください。

衣類

パジャマ
1 着だけでなく 3 ~ 4 枚着替えがあると良し。前開きの方が着脱がしやすいです。
下着
枚数は入院日数によります。1 週間の場合、少なくとも 7 枚。
靴下
枚数は入院日数によります。1 週間の場合、少なくとも 7 ペア。
簡単に着脱可能で滑りにくいサンダル
病院の床は滑りやすいので、室内用スリッパよりも丈夫な物 ( 例えばクロックスタイプ ) がおすすめです。
はおりもの
病室を出る時に羽織れるものがあると便利です。
ブランケット
病院の布団では足りない場合に。

※ 集中治療室に入る場合は、外部から衣類の持ち込みができないこともあります。事前に担当者にご確認ください。

食事関連用品

スプーン、フォーク、バターナイフ
鋭利な刃物は持ち込まないように。
ペーパータオル
食事以外でも手洗いなどに使えて便利です。
プラスチック等の割れにくいコップ
歯磨き用とは別に用意しておく方が良し、できれば蓋ができる物。
水筒もしくはキャップ付きボトル
ビスケットなど常温保存ができて、お腹が空いた時につまめるもの
ボトルウォーター
ストロー
横になったままでも水分補給しやすいように。

※ ハンガリーの病院食は充実しているとは言えません。入院経験のある在留邦人の方々から、食環境が辛かったとよく耳にします。病室に冷蔵庫が必ずあるとは限らず、備え付けがあったとしても同室の患者さんたちと共同使用であることが一般的です。手元に置いておけるように、常温保存できる食品を持って行くのがベター。またお湯が必要な場合は、基本的に看護師さんにお願いする必要があります。湯を注ぐインスタント食品はなるべく避ける方が良いでしょう。