さぁ、引っ越しの準備!となった時、モノの山を前に何から始めますか ?
作業をスムーズに終わらせるための大原則は、荷物をきちんと仕分けすること。逆に仕分けしていないと想像以上に時間がかかったり、とんでもない間違いも発生したりしかねません。仕分けの手順とコツを NX ドイツ ( 旧ドイツ日本通運 ) ブダペスト支店の矢野典子さんに伝授してもらいました。【PR】
「 仕分け 」が命
仕分けが大事なのは、国内引越も海外引越も同じです。
でも、どういう視点で仕分けするかは、海外引越となると違ってきます。
まずは次の 2 つに選別。
- 日本へ送るもの
- 日本へもっていかないもの ( 第 3 者に譲るもの、処分するもの)
さらに、① の日本へ送るものについては、次の3つの輸送モードで仕分けをするのが基本です。
- 帰国する際に飛行機で持ち帰るもの ( パスポート、航空券、貴重品など )
- 航空便
- 船便
仕分けができていないとどれだけ困るのか
仕分けが曖昧だったために実際に起きたよくあるパターンを、いくつか紹介します。
パスポート、航空券、現金、宝石など貴金属類などがこれに相当。探す作業には往々にして多大な時間がかかる。
そうなると作業員は再び箱を開け、仕分けし直し、他の物といっしょにまた詰め直し…となる。
逆に、もう一度あの箱を開けて仕分けし直したいと思っても、作業員の顔色を窺って諦めるお客様もいる。
ただ、仕分けが誰の目から見ても明らかというのが大事です。
そしてご自分の中でも、どこに何があったかがクリアになっていることが大事です。
実際の仕分けのステップ ( 動画 )
では、実際にどのような手順で仕分けしていくか、見ていきましょう。( 動画 49 秒めから)
貴重品の隔離も、作業員さんが入る前に終わらせておくことが鉄則です。
仕分けを完璧にしておかなくても、当日に口頭で「 これは船便で、これは航空便で 」とお願いすればいいかと思われるかもしれません。
でもそれをしてしまうと、作業員さんの手が止まり、大幅な時間のロスに。しかも、間違いも起きやすくなります。