ハンガリー在住女性の「 ヘアケア調査 」( 2 ) は、トラブル編です。海外に移住すると、水や環境の変化で髪質や頭皮の状態も変わりがち。
これまでに遭遇したトラブル、また解決法をきいてみました。
もくじ
はじめに
ご協力いただいたのは 9 人。在住年数、年齢層、髪質はバラバラです。
そのうち 6 人は、過去になんらかの問題があったと回答。頭皮が脂っぽくなった、かゆくなった、ただれた、フケが出たなどでした。
逆に、残りの 3 人はトラブル知らず。それどころか 当地の方が髪サラサラです、とした方もいました。
もちろん、数百人を対象とした調査ではないため、傾向を導き出し結論付けることはできません。
「 こんなトラブルがありうる 」と「 こうした予防措置、解決法もありうる 」と知っていただくことが本記事の目的であること、ご承知いただければ幸いです。
気になる症状がある場合、症状が悪化している場合は、皮膚科の受診をお勧めします。
nonkonさん:「 頭頂部がべたついた 」
nonkonさんは、在住 2 年、アラフォーです。太くしっかりした髪質で、もともとオイリー気味とのこと。
すみれさん:「 頭皮が腫れ、フケ、枝毛 」
すみれさんは在住 5 年、アラサー。髪質は細く柔らかく、肌は敏感タイプです。
解決方法は、
① 頭を洗う回数を減らす / 毎日洗わない
② 自分の髪と現地の水に合うシャンプーを探す(日本から持ってくるのをやめました)
③ 頭皮にシャンプーが残らないようにきちんと流す
④ 流さないトリートメントを使う
⑤ ドライヤーをかけるときに強風を使わず、熱風と冷風を使う
上記のことを試して、髪の毛にだいぶとつやが戻り、頭皮のかゆみもおさまりました。
ただ冬場の乾燥した季節は、頭皮が時々かゆくなってしまうこともありますが、今のところ快調です。
ゆうさん: 「 頭皮が脂っぽくなった 」
ゆうさんは在住 7 年、アラフォーです。髪質は癖っ毛。
「 こっちは硬水だしこんなもんか 」と諦めていたが、パケ買いしたシャンプーに替えてからしっとりサラサラになってフケも出なくなりました。
環境の違いのせいにせず、合うものを探すのが大事!
のけめいさん:「 頭皮がただれた 」
のけめそいさんは、在住 15 年、40 代。ドライヘアーの癖っ毛、また敏感肌の持ち主です。
また毛先がパサついたり。
常に悩み続けながらも、「 きっと水のせいだわしょうがない! 」と半ば諦め、家族それぞれのシャンプーをこっそり拝借。
今は、薬局で売っている Babe を勧めてもらった事を機にお試し中。
ブラニョさん:「 頭皮がかゆく、フケたくさん 」
ブラニョさんは在住 20 年+、40 代。乾燥肌です。
里帰り中に皮膚科へ行ったら、地肌が乾燥していると言われて、地肌に直接塗る薬をもらい治りました。
ハンガリーは硬水なので、それによって肌が乾燥してしまうそうです。
ハンガリーの知人から、水に重曹を混ぜたもので身体や髪を洗った方がよい、と言われたこともありますが、面倒なので試した事はありません。
アスパラガスさん:「 頭皮はかゆく、首はただれた 」
アスパラガスさんは在住 20 年+、アラフィフです。髪は細く猫っ毛。もともとアトピーで今でも肌が弱いとのこと。
皮膚科に駆け込み、「 ドラッグストアで買うような市販のシャンプーは一切ダメ 」とのお達し。薬局で軟膏とシャンプーを調合してもらい購入。シャンプーは泡立たないし、香りもなしで超原始的。髪を洗うのが楽しくない作業になってしまいましたが、2 週間程度で完治しました。
なお、Head & Shoulders の名誉のために書いておくと、夫はもう 20 年以上の愛用者ですが、まったく問題なし。このサイトでも、これが良かったと体験談を書いていた方もいますので、やはり合う・合わないがあるのかなと思います。
これはアンケートであり、「 ハンガリー暮らしの健康手帖 」として特定の商品を勧めるもの、逆に勧めないものではありません。また、ある人に合っても、他の人すべてに合うとは限らないこともご承知おきください。
(今は、Bio 店で勧められたDR. IMMUN のシャンプー、リンス)
抜け毛も最近気にかけています。
乾燥した時は、ホホバオイルを少量使っています。