ブダペストの日本風居酒屋『 WAFU 』さんが市内に 4 号店をオープン! 2 号店から引き続き、ラーメン専門店です。
ここでは、他店とは違うオリジナルメニューを出しているとのこと。サイドメニューには最近ハンガリーでもじわじわ市民権を得つつあるおにぎりもあります。しかも具材には WAFU 人気メニューをコラボさせた具材をたっぷり詰め込んだこだわりの逸品もあるとか。
それを聞くと食べてみずにはいられません。早速リサーチしてきました!
前を通ると入らずにはいられない
4 号店は、今年 7 月中旬に、ブダペスト 11 区 ( ブダ側 )、4・6 番トラム「 Budafoki út / Karinthy Frigyes út 」駅から徒歩 3 分の場所で開店。
この辺りは、大学や企業のオフィスが近くにある住宅街です。学生さん、ビジネスマン、住民と様々な人が休みなく行き来しています。
訪れたのはランチタイムを過ぎた 14 時頃。お店が忙しくない時間帯にお伺いしたはずが、お客さんが次から次へとやってきます。開店してからまだ 1 ヵ月も経っていないのに、繁盛している様子です。
店内には 5 テーブルだけ、こじんまりとした地元の食堂といった雰囲気。おそらく仕事の合間に来たであろう男性二人組やカップル、お一人様のお客さんで満席状態でした。
店内は広くはないので、皆さん食堂感覚でサクッと食べて帰られる方が多いよう。お店の回転は比較的速めかなという印象でした。
店長さんにお話を伺うまで、混みあっていたのでしばらく外で待って人の出入りを観察することに。
4 号店は、通り沿いの窓からキッチンの様子が見えるつくり。スープのいい香りも漂っています。
そこに、話しながら歩いてやってくる大学生ぐらいの息子さんとお母さんと思しき二人。この地域にお住いなのでしょうか。
息子さんがふっとお店に気づき、窓越しに店内を覗いた後、お母さんを呼び止め何やらひそひそ話。「 新しいお店ができたね 」なんて話をしていたのかもしれません。
そのまま再び歩き出したのですが…… お店を 2~3m 過ぎたところで、なんと引き返してきたのです。そしてそのまま店内へ。
スープのいい匂いと出来上がるラーメンを見てしまうと、ついつい入らずにはいられなくなってしまったようです。
オープンしたばかりで外にメニュー看板が出されているわけでもないのに、人々がまるで吸い寄せられるように入っていくわけがわかったような気がしました。
少しお店も落ち着いてきたところで、4 号店店長の青山大輝 ( あおやま だいき ) さんにお話を伺うことに。
青山さんは本店の営業が始まった当時から WAFU を支え、永武社長からの信頼も厚い方。WAFU の発展を傍でずっと見てきたからこそのアイデアが詰まった新店舗を紹介していただきました。
一番のウリは北海道風の『 味噌バターラーメン 』
―― わぁーーーー!美味しそう!!
出てきたのは、新店舗限定の『 味噌バターラーメン 』。本格的なラーメンをいただくのは久しぶりだったので、思わず歓声を上げてしまいました。香ばしい匂いが食欲をそそります。
トッピングには低温調理でじっくり時間をかけて作る自家製チャーシューも君臨。見た目もかなりリッチ!味わう前から期待が膨らみます。
―― いただきます!
バターが入っていることでコクが増しているにも関わず、こってり味には付き物のしつこさはなし。
様々なスパイスを加えていると聞いていたので、辛さがあるのかなと思いきや深みと甘さを感じるスープ。
今までに何度も WAFU さんのラーメンをいただいてきましたが、また進化している!と思いながら、ペロリと完食しました。
―― なぜ新店舗では『 味噌 』がウリなんですか? 他店は 『 豚骨 』ですよね ?
実は、最初に居酒屋スタイルの本店 ( ブダペスト 7 区 ) でラーメンを出し始め、そこでの一番人気が『 味噌 』だったんです。出汁は豚からとっています。
ラーメンを専門に扱っている WAFU 2 号店 ( ブダペスト 13 区 ) 、WAFU 3 号店 ( ブダペスト 7 区 ) は豚骨ベース。
どの店舗も豚を使ってスープを作っているのですが、4 号店では鶏をベースにしています。宗教上やいろんな理由で豚が食べられない方から「 豚以外のスープがあれば食べられるのにな… 」というお声をいただいたことがきっかけです。
新店舗では挑戦も兼ねて鶏ベースで作ってみることを決め、試行錯誤して『 味噌 × 鶏 』のスープを考案。そこにバターを加えたことで、4 号店オリジナルラーメンを完成させたというわけです。
こだわりのスープがよく絡むように、4 号店では細麺を取り入れています。
お客さまの要望を取り入れて、新たな WAFU ラーメンを誕生させたんですね。
他にも『 チキン醤油ラーメン 』も当店限定で展開しています。味噌より醤油派という方はこちらも試してみる価値ありです。その他、ベジタリアン向けのラーメンもあります。
お持ち帰りや宅配の際は、麺の状態を選べます。自宅でお店さながらのように食べられたい方には「生麺」、すぐに食べたい方には「茹で麺」をお届け。デリバリーの際は、Wolt もしくは foodra アプリからご注文いただけます。
人気メニューを掛け合わせた贅沢おにぎり
―― WAFU のおにぎりが人気になっていると小耳に挟んだのですが、見せてもらえますか?
ぜひとも味わってください!おにぎりの販売は 2 号店で始めた取り組みなんですが、新店舗限定の味もあります!
出してもらったのは 4 号店オリジナルの『 チャーシューキムチ 』 おにぎり。
採算度外視なほどたっぷり詰め込まれた具。食べ応えもお得感もアリ!
―― 具に使われているのは自家製チャーシューですか⁉
その通りです。チャーシューだけではありません、キムチも手作りです! 韓国人シェフから本場の味を直々に教えてもらい、自分たちで酸味や辛みを調整し作りました。
キムチも自家製とは驚きです。
本格的なキムチは酸味が強かったり、辛さレベルが高かったり。
WAFU キムチはどんな感じかなと食べてみると、高菜のような懐かしい味わい。
辛いもの好きの筆者からすると辛さは控えめ。少しピリッとするぐらいのマイルドな辛さと優しい酸味で食べやすいです。
―― なぜ、大人気のチャーシューにキムチを合わせた具にしようと思ったんですか?
実は本店のランチメニューには「 豚キムチ 」定食があるんですね。それがお客さんに想像以上に人気で。大人気の「チャーシュー」と「キムチ」を合わせた人気者同士を掛け合わせてみようと思いつきまして。
実際に作ってみるとなかなかの美味で、4 号店で発売してみようと決めました。
チャーシューのジューシーさに嫌味のない酸味とピリ辛も加わった自信作だそう。
その他、王道人気の『 ツナマヨ 』をお持ち帰りしました。こちらも具がたっぷり、満足感いっぱいの一品。
かつ、日本のコンビニ風の包み方なので、持ち歩いている間も海苔はパリっとしたまま。
これならテイクアウトやデリバリーにもピッタリです!
更なる進化を続ける WAFU ラーメン & おにぎり、ぜひお試しください。
WAFU Ramen Bar -Budafoki-
- 住所:1111 Budapest, Budafoki út 41
- アクセス:4-6 トラム Budafoki út / Karinthy Frigyes út から徒歩 3 分
- 営業時間 : 11:00-23:00 ※ 22 時ラストオーダー
- 定休日:水曜日
- foodra ( Click here ) / wolt ( Click here )
- お店紹介はこちらから Click Here
まずは当店自慢の味噌ラーメンをぜひ食べていただきたいです!
ただの味噌ではありません。北海道ラーメンを意識して開発し、ラードの代わりに ❝ バター ❞ を加え、他店では豚ベースのところを鶏ダシを使ったスープに変えています。
企業秘密なので詳しくは言えませんが、いろんなスパイスをブレンドしていてリッチな味わい、かつバターでまろやかさも加えた仕上がりです。トッピングにはバターと相性の良いコーンもたっぷり!