在留邦人の皆さんが選ぶハンガリー土産「 食品編 」に続き、今回は「 雑貨編 」。どんなものを家族や友人に選んでいるのでしょうか。在住歴 2 年 ~ 20 年余りの 方々 10 人にヒヤリング調査しました! そのオススメやお買い物処情報をお届けします。
小物編
ハンガリーの可愛いが詰まった刺繍は鉄板。
ですが、渡す相手は「 お久しぶり 」「 初めまして 」で会うような方が多いよう。また、コースターや鍋掴みなど、現代の生活でも実用的に使えそうなアイテムを選んでいるとのこと。
観光スポットのブダペスト 5 区にある Folkart ( フォルクアルト ) には、全国各地から本物の手仕事の品々が集まっています。
その他、民芸調の鳥や草花がペイントされた木の製品が集まるHolló Műhely ( ホッロー・ムーヘイ ) なども在留邦人の中で信用度の高いお店です。
Kékfestő ( ケークフェシュトゥー ) と呼ばれる布を使った製品も人気。伝統的な模様付けと染色を施して作られます。美しい青染めに白いデザインパターンがとても愛らしい民芸品です。
生地だけでも販売しており、日本では珍しいハンガリー柄の布は手芸好きの方に喜ばれます。
紙質にこだわったノートやレターセットなどを扱うBomo Art ( ボモアート / ブダペスト 1 区、5 区) 。こちらには、革張りのノートや昔のブダペストの地図をデザインしたもの、ハンガリーレトロなデザインの製品がずらり。
お土産だけでなく、ついつい自分用にも買ってしまう文房具に出会えます。
多数派ではなかったですが、ハンガリー人の発明品ルービックキューブ関連や、お気に入りのハンガリー人デザイナーが作った製品などを挙げた方々も。
例えば、Tatika ( タティカ / ブダペスト 6 区 ) 。共産主義時代のレトロ風を彷彿させるカラフルな色使いとパターンが特徴的で、デザインがちょっと凝ったバッグや小物が揃っています。
当地アーティストの作品だけを集めたデザイナーズショップ MAGMA ( マグマ / ブダペスト 5 区 ) もおすすめ。
例:Irinyi János Biztonsági gyufa ( イリニ・ヤーノシュの発明、レトロなセーフティマッチ ) … 1,500 Ft ( 640 円程度 )
その他、Szépművészeti Múzeum ( ブダペスト国立西洋美術館 ) や Magyar Állami Operaház ( ハンガリー国立オペラ劇場 ) 、Magyar Zene Háza ( ハンガリー音楽の館 ) 内のお土産屋さんもお買い物処として ◎ だそうです。
美容編
ハンガリーのコスメブランド Helia-D ( ヘリアディ ) から発売しているトカイワイン*用のブドウを使ったハンドクリームも人気。高級ホテルの香りがほのかにしてくるかのよう。
*トカイとは、世界三大貴腐ワイン Tokaji aszú ( トカイ・アスー ) でも名高い地方名
化粧品屋さん以外にも当地で一般的なドラッグストア Rossmann や dm などでも気軽に買えます。
例:Hélia-D Botanic Concept Tokaji Bor kivonattal kézkrém / ハンドクリーム – 100 ml …1,500 Ft ( 620 円 ) 程度
それほどメジャーではありませんが、在住者の中には Pannonhalmi Főapátság ( パンノンハルマ大修道院 ) がつくるコスメ製品を毎回お土産にしているという方も。
ラベンダーなどのハーブを使用した石鹸やクリーム、エッセンシャルオイルなどの製品があります。修道院ではワインやビールもつくっており、お土産を渡す際のちょっとした話のネタにもいいです。
大修道院自体は世界文化遺産であり、観光名所でもありますが、ブダペストから 100 キロメートル以上離れているので足を延ばすのはなかなか大変。グッズはネットの他、ブダペスト 5 区の実店舗でも買えます。
例:Kézkrém levendula illóolajjal 50 ml / ハンドクリーム … 2,890 Ft ( 1,230円程度 )
番外編 ~ ヘレンドを気軽に楽しむ ~
ハンガリーを代表する磁器ブランド Herend ( ヘレンド ) 。日本でも人気が高いメーカーです。
ヘレンドの繊細で美しい柄の食器や置物をお土産にするには、お値段的なハードル高し。また、割れ物だけに、持ち帰りの際にも気を使います。ですが、それ食器以外にも「 ヘレンド紅茶 」と「 ヘレンド紙ナプキン 」を販売しているのをご存知ですか。
見栄えが花丸な上に、お財布に優しい価格設定。知る人ぞ知るハンガリー土産の一つです。
お土産選びは悩みますが、ぜひこの機会にハンガリーのことをもっと知って楽めたらいいですね。
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ハンガリー語には、日本語にない音が含まれているため、実際の発音とカタカナ表記が若干異なる場合があります。その点、ご了承いただけると幸いです。