子どもが咳や鼻づまりで寝苦しそう、そんな時に手軽に使えるお薬があります。それは、飲み薬が苦手な子にも手で優しくつけてあげられる、ぬり薬です。ここでは、その使い方や成分の詳細などご紹介します。
もくじ
赤ちゃんが風邪気味の時に、飲まずに ❝ ぬる ❞ お薬
小さい子どもの鼻づまりや咳、鼻水がたらーん。珍しい光景ではないのですが、寝苦しそうにしていると心配になります。特に赤ちゃんだと、飲み薬を与えるのは、なかなかに大変です。また、鼻水を吸っても吸っても追いつかない……..ということもあると思います。
そんな時に一般家庭で使われているアイテムがあります。それは BABY LUUF Illóolajos kenőcs。松系やユーカリなどの Illóolaj ( エッセンシャルオイル ) を使った kenőcs ( ぬり薬 ) 。
生後 6 か月ベビーからOK。風邪の引きはじめのような咳やくしゃみ、鼻づまりや喉の痛みといった症状がある時に使うぬる風邪薬です。ケアしにくい睡眠中の咳や鼻づまりも和らげてくれます。
使い方
【 対象年齢 】
生後 6 か月 ~ 2 歳用 ※
【 使用方法 】
1 日 2 ~ 3 回胸と背中に塗ります ( 基本は朝晩 : 起床後と就寝前 )。 1 回の服用量はティースプーン1杯分ぐらい。
塗る前に大事なのは、子どもの体を温めること。体を温めて( お風呂に入れる等 ) 、1 時間ほど経ったところで塗ります。 冷えきった体には ✖ 。また傷口には塗らないようにしてください。開封後は、直射日光は避けて、常温保存。
【 成分 / 1 g あたり 】
海岸沿いに生息する松から抽出した Terpentinolaj / テレビン油 ( 松精油 ) 40mg 、Eukaliptuszolaj / ユーカリ油 15mg、 Kakukkfűolaj / タイム油 10mg
※ 当地では昔ながらの咳止めハーブとしてタイムを使います。
その他 : 白色ワセリン、パラフィン、サイプレス精油、マジョラム油、ナツメグ油
【 製造国 】
オーストリア
アロマオイルなどで使われるハーブについての詳細は、下の過去記事をご参照ください。
体験談
使用上の注意
熱があり症状が長引いている方、喘息の方、百日咳が疑われる方は使用しないでください。
またアレルギーがある、肌がただれているなどの症状が既にある場合も使えません。
使用後も症状が 5 日以上続く ( 改善がみられない )、または悪化する場合は、使用は中止して受診すること。また肌に炎症や湿疹が出た場合も、速やかにぬるのをやめてください。
子どもが保育所に通いはじめてから、ちょこちょこ鼻たれさんになるように。日中は熱もなく、ぐずることもなし。でも、寝ている時は仔ブタちゃんが横にいるのかなと思うぐらいブーブー鼻を鳴らしていて、苦しそうでした。
そこでかかりつけ医に連絡してみたところ、紹介されたのは LUUF のぬり薬と、鼻に入れる滴剤 ( 見た目は鼻スプレーのよう ) の 2 つ。いずれも生後半年から使えて、処方箋なしで買えます。
因みにぬり薬では他のメーカーもありますが、ベビー用となると当地には現時点で LUUF ぐらいしかないようです。
左 : ぬり薬 右 : 鼻用の滴剤 Photo by すみれ
ぬり薬については、クリーム状というよりも軟膏タイプ。ユーカリのスーッとする & 落ち着く香りです。
お風呂に入った後、胸と背中にぬってみました。しばらくすると、鼻づまりで金魚のように開いていた口も閉じて、鼻呼吸しているではないですか !? その晩は、前夜の夜泣きがなんだったのかと思うぐらい、ぐっすり寝てくれました。
全身に塗るわけではないので、洋服にベタベタついて困るという感じはありません。
その時、私も夫も鼻水が出始めていたので、赤ちゃん用でしたが試してみることに。私たち大人の感想も「 ◎ 」。特に香りが気に入りました。
私たちはもっとスーッとさせたいと欲張った結果、( 鼻をかみすぎて赤くなった ) 鼻の下にぬってヒリヒリしてしまったので、皆さんは塗らないようにしてください。笑