ハンガリーの台所ならではのおすすめアイテムをお届けします。
第 1 弾は、パラチンタ ( ハンガリー版クレープ ) や、マロンペーストでつくるスィーツに欠かせない器具などの登場です。これらを使いこなせば、食卓が豊かになること、間違いなしです！
パラチンタ焼くなら
ハンガリーの家庭での代表的なお菓子 palacsinta ( パラチンタ = クレープ ) 。
小麦粉＋卵＋牛乳＋炭酸水に少量の塩と砂糖を混ぜて焼くだけで、誰でもササっと薄くキレイにできます。
なのに……どうしてもうまく焼けない!!
という場合は、材料の配合具合、もしくはフライパンのせいであることがほとんど。
うちは 3 枚体制。子どもの学校の催し物などで、大量に焼いて持っていくことがあるため。一番左はフランス人友人の置き土産。もう 20 年以上使っています。Photo by Ako
フライパンはパラチンタ専用 palacsintasütő / パラチンタシュトゥーがおススメです。普通のフライパンでもできないことはないですが、専用の方が圧倒的にストレスフリーでできます。
買う際は、焦げ付かないテフロン加工などで、重みがあってしっかりとしているものを選びましょう。
こればかりは、管理人の経験からしても 、「 安かろう悪かろう 」の法則が当てはまるようです。質の悪いものは熱の伝わり方に偏りがあり一部だけ焦げたり、底面が変形してまっ平らでなくなったりします。
良いものを買うと長持ちしますし、目玉焼きにも使えるので、パラチンタを焼きたい方はぜひご検討ください。
これを使うと本格的
Paprikás csirke / パプリカーシュチルケや Pörkölt / プルクルトなどハンガリー伝統煮込み料理で、こんな不揃いの形で優しい味の付け合わせがでてきたことはありませんか ?
Nokedli / ノケドリ、もしくはGaluska / ガルシュカと言い、ある器具さえあれば自宅でも簡単にできるのです。
700 Ft ( 250円 ) くらいでした。Photo by Ako
Nokedli szaggató / ノケドリ・サッガトーです。いろんな形があります。
どんな風に使うかと言いますと……
☆当サイトのツィッターには動画を載せましたので、ぜひご覧ください！ ( こちらから )
ぎゅっと一押し、あのデザートにも使えます
当地には様々なマッシャーがありますが、日本ではあまり見かけないカップ型も実は便利。
日本のモンブランケーキの上のところに、ホイップクリームを混ぜたもの。
これさえあればジャガイモはもちろんのこと、ハンガリーの秋の人気お菓子 Gesztenyepüré / ゲステニェピュレーも自宅で 1 分でできます。
「作り方」と言うほどのことでもないくらい、簡単です▽
☆当サイトのツィッターで動画を載せています ( こちらから )
番外編: なくてもイイけど、あると嬉しくなるもの
その他に、なくても困るわけではないですが、あればお料理も美味しくなるし、気持ちも豊かになれるものをご紹介します。
夫の祖母の代から受け継ぎました。Photo by Ako
Mozsár / モジャール： スパイスやポピーシードをすりつぶす乳鉢。
既に細かくなっている乾燥スパイスは沢山売っていますが、自分ですると香りが違います。
Szódagép / ソーダゲープ： ハンガリーではとてもメジャーな炭酸水を、自宅で簡単につくれます。
中にはガスを生み出すシリンダーが入っていて、 交換可能。自分の手で押してガスを好きなだけ水に加えるだけで、電池も電気もいりません。炭酸水を買ってくる必要がない ( ＝ペットボトル処分に困らない ) のは大助かり。
Bogrács / ボグラーチ ：グヤーシュスープなどを屋外でつくる時に。
外でゆっくり火を通しみんなでワイワイ食べると、家の中でつくるよりもなぜか美味しいです。
小さいものを日本に持ち帰り、炭火でカレーを温めている友人もいました。これは素敵！ これなら家の中でも使えます。
画像提供：まゆみさん
読者の方々も、ハンガリーで使いだして重宝しているという調理器具がありましたら、管理人までご連絡ください！ お待ちしております。
