前回は、ハンガリー産はちみつ『 マジャル メーズ 』について特集しました。今回は、ハンガリーが誇る7種類をご紹介していきます。それぞれの効能や味、その活用術をまとめていますので、お買い物時などにぜひお役立てください。 最後には、はちみつを美味しくいただくための知っトク情報を掲載しています。ぜひ、お見逃しなく♪
ハンガリーが誇る 7 種のはちみつ
ハンガリーは、世界屈指のアカシアはちみつの産地。最近では、日本にも多く輸出されている種類です。その採蜜地の面積は、EU 内で最大規模といわれます。
マジャル メーズには、ビタミンやミネラルなどが豊富に含まれます。生産量も多く上質なため、外国からも注目を集めるハンガリー産はちみつ。
その中でも特に、7 種類。アカシア、ぼだい樹、ヨーロッパ栗、菜の花、大唐綿 ( オオトウワタ )、ハゼリソウ、ひまわりのはちみつは、ハンガリーが誇る逸品です。
OMMEの資料を基に、それらの種類別に効能を表でまとめてみました !
マジャル メーズの効能早見表
Virágméz ( ヴィラーグメーズ ) と表示された商品もよく見かけます。こちらは、様々な Virág ( ヴィラーグ : 花 ) の蜜を集めたはちみつです。特定の植物からのものではありません。
知っトク情報 ☆ 道具選びでもっと美味しく
実は、何気なく使っているその食器のせいで、はちみつ本来の美味しさを損ねているかもしれません。では、何が味を変えてしまうのでしょうか。ここでは、瓶詰はちみつを『 すくうものの素材 』に注目していきます。
サイズ的にちょうどいい、身近な金属製のティースプーンをご使用の方が多いのでは?目ではわかりにくいですが、実は、マジャル メーズとの相性が良くないようです。それは、入れ物からはちみつをすくう際に、その成分は金属に触れると化学変化を起こしてしまうといわれるからです。
はちみつ大国ハンガリーでは、昔から『 木製 』が鉄則。この国では、Mézcsurgató ( メーズチュルガトー ) はキッチンのお決まりアイテム。これは、はちみつを効率よくすくい、かつ美味しくいただくための専用道具です。
ハチのおしりのような可愛らしい形状をしているのが特徴。日本ではまだあまり馴染みがありませんが、ハニーディッパーや蜂蜜棒とも呼ばれています。
らせん状に溝が施してあるので、先端をくるりとひねれば蜜の糸を手早く切ることができる優れもの。また、さらりとしたタイプのはちみつでも簡単にすくえます。
正直なところ、私は、この溝を掃除するのが面倒なので、木で作ったバターナイフを使用中 ( 笑 ) 。
ハンガリーでは木製のキッチン用品は民芸品の一つ。街中でもよく見かけます。ぜひ、マジャル メーズ用にお気に入りの木の道具を探してみてくださいね。
その他、日本同様にチューブ型もあります。さらにハンガリーではポンプ型瓶も市販されています。結晶化しやすいものには向きませんが、後片付けが楽々です!
美味しくて良いことがたくさん詰まったマジャル メーズ。生活の中に上手に取り入れて、健やかな毎日を過ごしていきたいですね ♪