楽しみな旅行。でもその道中に不安が… とお悩みの方はたくさんいらっしゃるかと思います。今回は、「乗り物酔い」に悩むブダペスト在住 2 年半の TOCHI さん ( 女性、30 代 ) の体験談。ハンガリーの酔い止め薬についてレポートします。
長時間移動が多くなり…
陸続きのヨーロッパ。ハンガリーは 7 つの国に囲まれており、隣国への移動は、電車や車が便利です。特に、家族でどこかへお出かけとなると、車で行かれる方がかなり多いように感じます。
実際、移住してから乗り物に長時間のる機会が増えました。しかし、乗車中に気分が悪くなる「 乗り物酔い 」は未体験。
そのため、注目してこなかったテーマでしたが、読者の TOCHI さんから、ある質問が届きました。
残念ながら、管理人たちは全くわからないトピック。そこで、 TOCHI さんの協力のもと、ハンガリーの酔い止め事情をレポートしていただくことに。
ハンガリー語で「乗り物酔い」は?
調べてみると、ハンガリーにもちゃんと酔い止め薬はあるようです。でも、薬局へ買いに行く前に知っておきたいことがあります。それは、症状を伝えるための言葉です。
当地では、このような症状を Tengeri betegség ( テンゲリ ベテグシェーグ ) と呼ぶそうです。これは直訳すると「 海の病気 」。いわゆる「 船酔い 」のこと。
でも、これは船上での症状だけを指す言葉ではありません。「 乗り物酔い 」全般を意味するそうです。
その他、Utazási betegség ( ウタザーシ ベテグシェーグ )、「 旅の病気 」とも表現します。
どんな乗り物であっても、「 海の病気 」や「 旅の病気 」と言います。
私は「 車酔い 」で探していたので、正解の言葉がすぐにわからなかったようです。
酔い止め薬は、Tengeri / utazási betegség elleni gyógyszer ( 海 / 旅行の病気に対する薬 ) と呼びます。
この言葉をメモして、いざ、薬局へ!
外国の酔い止め薬、使用感は?
当地のお薬、特に錠剤は、粒が大きいことがしばしば。在留邦人の間では、飲みにくいといわれていますが、酔い止め薬はどうだったのでしょうか。
ネット上ではいくつかの製品が出ていましたが、薬剤師さんに勧められて選んだのは、黄色いパッケージ DAEDALON 。
乗り物酔いに限らず、様々な要因で引き起こる吐き気を予防します。
お値段は、1 800 Ft ( 約 660 円 ) ほど。箱を開けてみると、錠剤が 10 粒入っていました。
一錠あたりのサイズは、日本と変わらない小粒 ! むしろ、今まで飲んでいた日本の薬よりも小さめな気がしました。
説明書に従い、車に乗る 30 分前に1 錠飲みました。
初めて飲んだ時は、出発前に何だか酔いそうな前触れをふっと感じて…。でも、その感覚は、すぐになくなりました。
そのまま、ハンガリーからスロベニアやオーストリアまで行き、 5 ~ 6 時間の移動中も吐き気なし。
今までは、車内で携帯を見ることもできなかったのですが、友人と LINE しても気持ち悪くならず。
船に乗った日は、朝に 1 錠のむと、夕方の帰り便まで気分が悪くなることはありませんでした!
実際に、12 歳以上の子ども、大人の場合、個人差はありますが 4 ~ 6 時間毎に 1~ 2 錠としています。
ハンガリーでも酔い止め薬を買える、使えることがわかったので、これからも旅を楽しめそうです。
私はまだ使っていませんが、ドラッグストアなどでは酔い止めリストバンドもあります。
日本にも同様の商品がありますが、指圧のようにツボを刺激するものです。
ご興味のある方は試してみてくださいね ♪
100 Ft ≒ 37 円 ( 2019 年 10 月中旬現在 )
日本で手に入るドラマミン錠 50mg と同じです。
その他の成分 :
Magnézium-sztearát ( ステアリン酸マグネシウム )
Talkum ( タルク )
Mikrokristályos cellulóz ( 結晶セルロース )
Vízmentes kolloid / Szilícium-dioxid ( 無水ケイ酸 )
6 歳 ~ 12 歳未満 : 1 回につき 1 錠。最大服用量は 1 日 3 回まで。
12 歳以上:1 日の最大服用量は 8 錠まで。
私は、ひどく乗り物酔いしてしまいます。ただ、日本から薬を持ってきておらず…。
近々、車で旅行をすることになったのですが、ハンガリーにもお薬はあるのでしょうか。まだ見つけられずにいます。